なかなかの類語・類義語・言い換え
-
- 案外:思わず感心する。予想よりも良い結果が出た。
- 意外:思ったよりも異なる。予期しないことが起こった。
- 予想外:思った以上に異なる。予測不能な出来事が起こった。
- かなり:程度が高い。かなりの数の人が参加した。
- 非常に:程度が高い。非常に疲れた。
- かなりと:程度が高い。かなりと遠い距離を歩いた。
- かなりとも:最低限の程度でも。かなりとも助けになる。
- 充分:十分な量や程度がある。充分な量の食事をとる。
- 概ね:おおむね、大体。概ね正しいと言える。
- 大変:程度が高い。大変な状況に陥った。
- かろうじて:やっとのことで。かろうじて合格することができた。
- なんとか:何とかして。なんとか受験勉強を終える。
- まぁまぁ:程度が中程度。まぁまぁの成績を取った。
- 少し:程度が低い。少しの時間でも話せるようになった。
- 多少:程度が低い。多少の遅れは許容できる。
- ちょっと:程度が低い。ちょっと手伝ってもらえますか。
- わずか:程度が極めて低い。わずかな差で勝負を分けた。
- 微々たる:程度が極めて低い。微々たる進歩しか見られない。
- 殆ど:ほとんど。殆どの人が参加した。
- めったに:程度が高い。めったに会えない人と再会した。
- ほぼ:ほぼ全て、ほぼ正解。ほぼ一日中雨が降っていた。
「なかなか」は、「思ったように進まない」という意味で使われることが多いですが、それ以外にも、例えば「意外にも」「意外性がある」という意味合いでも使われます。「予想外の出来事が起こった」という場合にも「なかなか」という表現を使うことがあります。その他にも、「ちょっとした驚きや感心」、「ある条件が揃っているとき」、「比較的に」といったニュアンスを持っていることがあります。
「なかなか」の類義語には、「思わず感心する」という意味合いを持つ「案外(あんがい)」、「思ったよりも」という意味合いを持つ「意外(いがい)」、「思った以上に」という意味合いを持つ「予想外(よそうがい)」、「程度が高い」という意味合いを持つ「かなり」などがあります。これらの言葉は、「なかなか」と同様に、表現の場面や状況によって微妙なニュアンスの違いがあります。
例えば、「案外」と「なかなか」は、「思わず感心する」という意味合いを持ちますが、「案外」は、予想外に良い結果が出た場合に使われ、良い方向に期待していなかったことが、良い方向に進んだという意味を表します。一方、「なかなか」は、思ったように進まないことを表し、否定的な意味合いを持ちます。
また、「意外」と「予想外」は、予期せぬ出来事が起こったという意味で似たような使われ方をしますが、「意外」は、本来期待していたことが起こらず、予想と異なる結果が出た場合に使われます。一方、「予想外」は、予測不能な出来事が起こった場合に使われます。
「程度が高い」という意味合いを持つ「かなり」という表現もあります。これは、「なかなか」と同様に、程度を表す言葉ですが、やや強めのニュアンスを持ちます。また、「かなり」は、否定的な意味合いはあまりなく、肯定的なニュアンスを持つことが多いです。